西松屋のチャレンジはどこまで続くのか? 検証1ページ。
西松屋は兵庫県姫路市が発祥で創業は昭和31年というから、随分と由緒あるお店。但し、もともとは呉服屋さんで別部門として西松屋が勝負に出た子供服部門が急成長した結果、現在の規模にまで拡大。
未だに呉服屋部門は健在で営業を続けている。
西松屋の資本金は24億9千万円。07年2月期の総売上げは610億6千万円の堂々たる事業体である。西松屋本体の従業員は451人。全国の西松屋店舗数は515店舗。
正式名称は「株式会社 西松屋チェーン」である。最近では風変わりなCMソングがマーケティングに功を奏しており、少子化の風もどこ吹く風で西松屋の快進撃は暫く続きそうだ。メインである乳幼児用品の品揃えと商品力は絶大で、「とりあえず西松屋にゆけば全てが揃う」というのは全く持って正解。
西松屋は世の父母の強い見方なのである。
西松屋ではプライベートブランドというか、西松屋自体が相当にメジャー化しているので、ある意味「ちゃんとしたブランドとして認知されている」ラインが揃っている。
新生児から身長130センチまでを幅広くカバーするエルフィン・ドール(ELFIN DOLL)がそれで、西松屋では更にエルフィン・ドールをベーシック(BASIC)、キッズ(KIDS)、エルベデジャン、マコメール(MACOMOR)と細分化している。
西松屋では、ベビー用品という核を持ちながら、幼児、小学生まで幅広く更に細やかな商品展開を推進している。
西松屋の低価格設定も成功の秘訣で、他の追随を許していない。というか、巨大化した通販組織がメーカー各社を取り込んだように、西松屋でもベビー用品・子供用品メーカーを上手に取込み、西松屋の強力な販売力を背景に仕入れ価格を抑制、結果的に消費者に低価格という形で還元している。この辺りは昨今の大型流通店舗の成功法則そのままである。
西松屋の進撃は更に続く、実店舗515を擁する西松屋だが、更なる買い物の利便性を求めてネット販売にも進出。この部分でも順調なビジネス拡大を記録している。
今は昔の感があるが、往年のミキハウス戦略は完全に淘汰された感がある。少子化をにらみ、イメージ最優先で比較的単価の高い商材を限られた消費者に販売してゆく戦略では、西松屋のような巨大化は望めない。その道もあるのだろうが、企業が大きくなる事を前提とした存在なだけに、それを達成している西松屋をミキハウスはどのように見ているのだろうか。
西松屋のビジネスは、まだまだ日本の子供向け商品市場が「面積として儲かる市場」である事を証明しており、当の西松屋も全く手を緩める事なく、携帯サイト「ミミちゃんパーク」の立上げや、積極的な電子チラシ展開などを進めている。今後のターニングポイントは中国をはじめとするアジア圏進出で、これが将来の西松屋の動向を大きく占うものとなるはずだ。